2010年 03月 01日
カンタン!誰にでも出来るカブ・リアボックス増設!~自作でお手軽編~
注文した商品に欠品があったようで・・・。
最終的に、下記のようなボックスを載せたいと考えています。
■ホビーとおもちゃのほびたま (楽天AF)
| 大定番!! 日本一周時にも大活躍したアイリスオーヤマのRV460の鍵付きタイプです。ロープ通し用スペースや大容量は、まさにバイクのための箱!これだけでキャンプに行けます! |
| 控えめなコンパクトタイプも。目立たないけれど意外とモノが入るコンテナです。ブラックってのが珍しいですね。おしゃれさと便利さを兼ねそろえた優等生です! |
と言うわけで、今回はウザったいくらい丁寧に手順を追います。
題して「誰にでも出来る!カブにリアボックスを増設!~自作・予行演習編~」!
基礎用語集や解説が専門用語満載だった時の絶望感・・・。
「1から始める~」と書かれているのに難しくて挫折・・・。
そんな(実)体験を踏まえて徹底的に噛み砕いてやろうではないか!
準備編・取り付け金具
ネジ穴の開いた金属のプレート(ステー)
左の画像で4本写っている金属バーです。
※ホームセンターには確実に有ります。
安けりゃ100円単位で色々なサイズあり。
指で簡単に曲がってしまう物は避けましょう!
荷台(キャリア)の形状とボックスの大きさを
考慮して選んで下さいね!
ステーを始めとする固定金具等はキャリアの棒の位置と取り付け方をしっかり確認してから、
ホームセンターに向かいましょう。でないと後々困ります。
長過ぎると車体への干渉やとボックス内部に収まらない、
逆に短すぎると言うまでもなく固定が出来ないのでご注意を!!
ネジ(先のとがっていないもの)
ドライバーを当てる所の形状にも
いくらか種類がありますが、
今回は"ナベ頭"と書かれた
タイプを使用しました。
太さ(径)は5Mをチョイス。
先のとがったタイプは避けます。
上記のステーに空いた穴の形状を見て決めましょう。
皿頭などは場合によってはステーとネジ頭に隙間を作ってしまいます(別に問題はないけど)
また、太すぎると穴開けが大変だし、細すぎると強度が心配になります。
M1みたいに過剰な細さでなければ固定出来ます。(好みと気持ちの問題ですw)
ワッシャー
(金属のリング)
※五円玉状の平たくて
薄い金属の輪っかです。
面を保護する為のもの
(だと思っています)
左図参照です。
ネジとセットで買おう。
ナット
※ネジとセットで入っている事が多い。
プレートを締めあげて固定するための金具。
今回はオーソドックスに六角ナットで。
ネジの径と同じものを
選ばないと意味が有りません。
普通のドライバーや、
ナットを締めるためのレンチは
大体のご家庭にあるかと思います。
問題は穴を開けるための電動ドリル…
キリ(千枚通し)を熱したりして
穴開けをする事も可能ですが、不正確です。
うちのはリョービというメーカーのちゃんとしたドリルですが、実家からパクってきた古い物なので
充電が数十秒しか持たない…買い換えようかなあ。
| 充電式の電動ドリルも随分と安くなったものですねえ… 穴あけ用の刃や、ドライバー、六角回しやワイヤーブラシ等、各種そろっていて価格は3,000円以下。92点セットの凄いやつです。 |
| コチラは昔ながらの手動式タイプのハンドドリルです。僕も使っていますが、音は出ないし安いしで、けっこう重宝しますよ! 替刃等はホームセンターか■家づくりと工具のお店 家ファン!あたりで探してみて下さい。 |
ドリルも随分と安く手に入るようになりました。今後カスタムをする方は持っていても
損はないはずなので、通販やホームセンター等で探してみる事をオススメします。
おさらい
とにかく・・・ですねえ・・・
箱の底面とキャリアを「ステーで挟み込めばガッチリ固定される」という図式なのです!
挟めばおk…挟めばおk…挟めば…………という呪文を唱えていれば何とでもなります!!
実践編
ここでは分かりやすく、半透明の工具箱を使って説明をさせて頂きます(かえって分かりにくいかも)
今回は、高級な"Mat to Year"(通称:松屋)の純正割り箸キャリアを使用します。
こいつをキャリアに見立てて進めます。
もちろんボックスも"CAN/DO"というメーカーのハイスペックマテリアルボックスを用意。
アイリスから届いたらしっかりカブで実践しますが、今回は演習ってことで。
キャリアの形状に合わせて
取り付け位置を決めます。
今回の練習用リアボックスは
透明なので位置決めも簡単ですが、
実作業時は定規で長さを測ったり、
下からライトを当てて透かして見たり
とにかく大まかでもいいので目星をつけ、
その後実際に合わてみて決めましょう!
次に穴あけです。多少大きく開けても大丈夫!!
下に穴が開いても怒られない様な場所でやってね。
真上から垂直に力をかけて。丁寧に。
次は穴開け作業です。
箱の上からでも下からでも。
ドリルを垂直に保って
真下へ丁寧に回していきます。
材質や厚さの関係で開かない時は、
数度に分けてゆっくりでもOK。
(削って剥いて…って感じで)
穴とかが開いても怒られない場所で!
同じ要領で4箇所、はい、簡単に開きました。
穴の幅に無理が無いか確かめるため一度、開けた穴にネジを通してみて!
更に、キャリアと合っているかどうか試します。
大丈夫ならば次の工程へ。ダメなら位置を変えて穴あけを。
ネジ取り付け編
ネジに、ステー → 箱&キャリア → ステー → ワッシャー&ナット の順で通していきます。
要はバーベキューの串とおんなじ。ネジ=串
上からドライバー、キャリアの下に手を回して
ナットを抑えながら回す。
1箇所ずつ一気に締め上げるのではなく、
それぞれバランスを見ながら順に締めて、
最後に力を入れて仕上げましょう。
どうでしょう?こんなに簡単にリアボックスがついてしまいましたよ。
というわけで、こんな感じで簡単に取り付けられます。
僕のカブのキャリアは純正ではなく増設した社外品なのですが、
純正キャリアでもやり方は同じ。穴の位置を確認すればうまく行きます。
また、本来はキャリアを外さないで作業します。
ちょっと大変だけど、一人で出来る作業ですので、
是非お試し下さい。自転車にも応用出来ますし。
今回の以外にもちょっとしたバリエーションが有ります。
上のステー・ナットを省略する"疾風のコンドル"工法。
左…ステーで挟まない"疾風のコンドル"
ボックス、ネジの強度が相当必要になり、限られた者しか使えない封印されし技。
右…もはやメリットは皆無!"ザ・フェイズ"。
諸刃の剣、漆黒の騎士にのみぞ許されし暗黒の太刀筋。
キャリアの上に板を入れたり、ゴムを敷いたり金具を付けてロープで固定したり、
ワンタッチで取り外しできる市販品でも溶接でも、気分によってなんでもアリです。
とにかく、"自作"リア ボックス取り付け"は簡単です。
人によっていろいろな工夫がなされています。
ここで紹介した方法は、あくまでも一例です。
不具合、破損や事故などに繋がる危険もありますので
実践はあくまでも自己責任の下よろしくおねがいします。
という、常套句を貼り付けておきまして・・・。
不安な方はバイク屋さんにGO!!純正のボックスをしっかり付けてもらえます!!
相談すれば社外品でもホームセンターの箱でもやってくれるはず。
工賃は分かりませんが、最も確実で安全な方法です。
まとめ。
・自作 カブ ボックス 等で検索なさる方が多いので、一応参考までに。
・アイリスオーヤマの黒い箱が届き次第比較してから再び実践編をupします。
・そして僕は厨二病じゃないということ。はやく届かないかなあ・・・。
アイリスオーヤマ製…漆黒のPandoraが…。
長々とお付き合いいただきましてありがとうございました・・・。
届き次第実際の取り付けを追ってみますね。
■続きます
合わせて読みたい!
■カブにナビをつけた時のあれ。
■日本一周が終わった時にボックスを外したやつ。
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by t-r-cub | 2010-03-01 06:42