2013年 05月 15日
【完全版】 初めてでも楽勝!カブのバッテリー交換!
いきなり何だって感じですが、これは私のカブの「ホーン(クラクション)の音」でございます。
これは明らかにバッテリーが逝きかけている証拠…交換時期がやってきたみたいです。
シガーソケットに繋げた機器の電源をしばらく入れっぱなしにしちゃってたせいか、
何となくウィンカーの点滅が弱々しいな、と思っていたのですが・・・
信号待ちの際、スロットルを回さないとほとんど光ってねぇ事に気が付きました(かなり危険!)
・セルボタンでエンジンがかからない(セルモーターが回らない) ・ウィンカーが光らないor弱い
・ウィンカー音(カッチンカッチンとかピーピーとか)が鳴らない ・クラクションが弱々しい
・エンジン停止時ニュートラルランプ(緑)がウィンカーと連動して弱くなる
などなど・・・上記の様な症状が続く場合はバッテリーの交換時期である可能性大です!
上記の様にスロットルを回さないとウィンカーの点滅がへぼい(停止時は特に暗くて弱い)
というサインに身を震わせながら、恐る恐る左親指でラッパのマークを押下してみましたところ…
冒頭の如く、クラクションが「ペ…ペホッ…ペッフェ~」と情けなくなったので決断に至りました。
ありがたい事に要望も幾らか頂きましたので以下にしつこいくらいゆっくりと手順を紹介いたします。
(重複する内容も多くございますが■前回の記事:別窓も合わせて参照願います)
また、最近は互換バッテリーがかなりの安価で出回っていますので、
自分で交換すればけっこうお得だったりします。(以下オススメ品:楽天AF)
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(新型カブ用や大型バイク用の物もけっこう安くてびっくりしました)
また、これはカブに限らず、DIOやJOG等のスクーターをはじめ、
特殊な構造でない限りはどんなバイクもやることは大体同じ様なもんです。
バッテリーの場所と、使用される種類(含む互換性)、元々の取り付け状態をチェックしておけば
たいていのバイクに対応できる事と思います。デジカメやメモで記録しながら行えば確実です!
が・・・必ず御自身の責任のもと安全に作業をしてくださいね!
また、バッテリーご購入の際はサイズや互換性等をお確かめの上ご検討願います!
不安な方はバイク屋さんにGOです!(近所のホンダでは工賃を含めて12,000円くらいでした)
作業は単純で簡単ですが、記事は長いです。
まずはサイドカバーを開けます。
場所は右足もとです。
大きめのポッチがあるので
これをマイナスドライバーで
回していきます。
※手が滑りやすいので注意!
巷では五百円玉のような硬貨で
開けられると、専ら噂ですが、
ドライバーの方が早いし楽だし確実です。
開きました!&取れました!
蹴っ飛ばしたり踏んづけたりしないよう
注意が必要です。
硬い地面に直接置くと、表面に
キズがつくので(経験済み…)
タオルを敷くなり裏返すなりして
作業に移る事をオススメします(泣)
配線や意味不明なパーツにビビっちゃいますが、大丈夫!
丸で囲んだボルトを外します。(サイズは11ミリでした)
ちなみに、今回は右側に写っている
ソケットレンチを使用しました。
位置的にキックペダルや
車体の膨らみが邪魔になり
工具によっては作業が
困難になるので充分に
注意が必要です。
※
ペンチとかで作業すると、
最悪の場合ネジが
傷んでしまいます。
なれないうちは必ず
ソケットレンチや
メガネレンチ等で
作業しましょう。
百均のでも
大丈夫なので。
上記のボルトを緩めたら・・・
カバーを手前にパカっと!!
これでようやくバッテリーとご対面です。
※ボルトの紛失に注意です。
また、元の状態を忘れませぬように!
ここからはショートに注意しながら進めていきます。
赤い線の繋がる「プラス」が、車体の金属部分とかに触れるとショートします。
もちろん死にゃあしませんが、ヒューズが飛んだりウィンカーやテール等の
電球(バルブ)が切れる可能性もあります。(カブ90のヒューズは7Aでした)
まあ普通に作業する分には心配も要りませんが、
ドライバーを伝ってショートする事もありますので
右画像の様に電解液が別添で
予め注入されていないタイプもあります。
手元の新品バッテリーが未注入の場合は
■コチラの記事をご参照下さい。
注入の手順も追っておりますので
(大抵は注入&初期充電済みですが)
バッテリーの端子です。
この接続状態をよく覚えておけば
後から苦労する事も無いと思います。
ボルトを回します。
プラスドライバーで回せます。
※必ずマイナス(緑)から外しましょう。
でなければ作業がしにくいので(笑)
ショートを防ぐ意味もあります。
マイナス側(手前の緑)を外したら
バッテリーを軽く引き出してやり、
同様にプラス(奥の赤)を外します。
この2つの留め具で固定されています。
※新しいバッテリーにもこれらが
同梱されているはずです。
交換の際にはこれらの留め具も
新しい方を使用するのが吉!!
(サイズが合えば再利用も可能でしょうが
メリットは特に無いと思われます)
新旧バッテリー比較
左が外したCT4L-BSで
右が新調したYTX4L-BSです。
CT4Lの方が若干背が高い様ですが
YTX4Lの方が厚みがありました。
いよいよ組み付けです!
※まずはプラス(赤・奥側)からです
元々接続されていた状態を
思い出しながら!(向きとか)
横からブロックを差し込み…
ボルトを挿し回します。
グリグリやってれば自然に
うまくいきます(多分…)
ここで向きを間違えると
バッテリーが車体のケース内に
収まらない場合がありますので
その時は端子の取り付け向きを
変えてから試してみます。
次はマイナス(緑・手前側)を繋ぎます。
手順は同じです。
プラス・マイナス共に繋がったら…
ここでテストをしてみます。
メインキーを回して、電装系のチェックです。
左右ウィンカー、ブレーキランプ、
ニュートラルランプ等々が
正常に動作していればOKでしょう!
バッテリーをケース内に押し込んで
フタをしめたら完了となります。
右の太い赤線はツメに掛かっていますか?
ヒューズボックスや予備ヒューズ等
細々したモノは脱落していませんか?
フタがキレイに閉じない場合は
もう一度収納から見直しましょう!
力づくで閉じると断線の可能性アリ!!
ここが意外と厄介なのですが(僕だけでしょうか??)
バッテリー収納部の下にある取ってみたいな部分に
サイドカバーのツメを掛けてやることで上手くしまる(はず)
これにてバッテリー交換は完了です!!
何の予備知識も無いと、ものすごく不安なんですが(僕もそうでした)
実際、やってみるととても簡単です。しかも安上がりで助かります(泣笑)
・最初の状態をよく観察しておく事(デジカメorメモ推奨)
・外す時は緑のマイナス(手前)から、入れる時は赤のプラス(奥)から
上記の2項さえ頭にあれば、作業自体はとても簡単で安全です。
しつこいようですが、「無理だ」と感じたらバイク屋さんに頼むのが安全で確実です。
また、純正品以外の互換バッテリーを使用する際は特にテスト&チェックを念入りに!!
参照 ■ 以前のバッテリー交換
by t-r-cub | 2013-05-15 00:00