2012年 05月 11日
スピードメーター交換~the Curse of bulb~
事の経緯は、数年前の野辺山近辺ツーリングの最中。
ふとスピードメータを見てみると、徐行中にも関わらず「30km/h」を指しているではないか!!
その後、注意深く観察して分かったのは「こいつ、スピード盛りまくり」という事実。
体感で50km/hでも、メーター表示では80km/hというありさま。
そもそもこのカブが80km/hも出せるのかどうかすら怪しいレベルなのに。
しかし、数日後にはその症状がピタリと治まり、「あれは一体なんだったんだ…?」と拍子抜け。
安心してそのまま放置していたのですが、
去年の夏…遂にメーターが動かなくなってしまったのだ!!
前輪の側面にあるケーブルを留めるネジをグリグリ調整してやると復活したりもするのだが
すぐに停止してしまう。まさにザオラル状態で、もう嫌気が差してきたという事・・・。
このカブを購入した際、スピードメーターだけは新品であった。
しかし、バックライトが点かない・・・。
もともとそういう製品なのか、不良品なのか、当時の僕にはサッパリ分かりませんでした。
そもそもスピードメーターがどのようについていて、どうのように動作するのかもサッパリ。
百均のミニライトみたいなやつをつけてメーターを照らしていた時期もありましたが、
ずれる・落ちる・切れるの三拍子。それもどうにか解消したかったのです。
それでもトリップ・オドはしっかりと回っているため、ついつい遅くなりました。
メーターケーブルの断線ではなく素人判断ですが「メーター本体の故障」と決めつけ、
本体のみを交換することに。
さらには、もうすぐ走行距離が4万km、キリのいいところで交換したい!
というわけで和光の二輪館へ向かいます。
カブで行くとメーターが余裕で4万を超えるため
雨の中、光が丘駅まで電車で行き、そこからは
徒歩で向かいました。
往復10kmちょいでした。遠かったです。
ほんとうに遠かったのです。
区内のナップスでも良かったのに・・・。
買ったのはデイトナのミニメーター。
バックライトも勿論ついてます。
LEDではなくバルブ(電球)タイプ。
トリップが上段、オドは下段。
| コチラが今回使用したデイトナのミニメーターです。定価は6090円ですが、通販ならば割とお買い得です!バックライトはバルブ(電球)タイプなのですが、価格は魅力的です。 |
| コチラは同型のミニメーターですが、バックライトがLED仕様となっています。こんなのもあるんですね~ 視認性や耐久性、メンテナンス性も良さそうです(泣) |
| ポッシュからはなんとも可愛らしいカラフルなメーターが出ていました!正直欲しい・・・。 |
| こちらはLED仕様です。次に交換するときの第一候補ですわ |
付属品はステー(V字の台座)と
ワッシャー、ナット、簡易配線図です。
(簡易過ぎて困る)
電球はすでにセットされています。
検電チェッカー
エンジンを掛けた時にだけ電気がくる線を
探り当てるためにホームセンターで購入。
500円くらいですがなかなかの優れ物です。
色々と剥き出しのmyカブに関しては作業手順も意外と簡単で助かりました。
ノーマルのハンドルを開けていじる自信はありません。戻せなくなりそうだから・・・。
メーターケーブルを繋いで、照明用の配線も既存のを再利用、でなんとかいけそう。
(交換の際はケーブルも配線も一新した方がいいみたいですが)
メーターの裏側。
(コイツはケーブル・配線を外した古いほう)
ねじ込み式になっています。
プライヤーで緩めてから指で回すと
簡単に抜けます。
この状態で前輪を回してみると
ケーブル内側の軸(インナー)が
くるくると回るので、断線はなさそう。
ちなみに、前輪側。
プラスネジで留まっています。
ケーブルを抜き差しする際は
タイヤを前後させながら
作業すればスムーズにいくと
思います。きっと。
カバーを外しました。
相変わらず汚いです。
照明用の配線を手探りで見つけました。
チェッカー、ここでは出番なし…。
ここでトラブル発生!!
配線をしたのに、バックライトが点かない・・・!!
またか・・・またバックライトのトラブルかよ・・・。電球に呪われてるのか!?
僕が、世の中の電球に何をしたっていうんだ・・・恨まれる様な事はしていないはずだ…!
仕方無くメーター裏の電球を引き抜いてチェックしてみましたが、切れてはいない。
ぐりぐりやってたら点いたり消えたり。と、かなりの不安定っぷり。
最終的にはメーターの内部に電球が落ちてしまった
振ってもぜんぜん出てこねえええええ!!!
根気よく(あくまでも優しく丁寧に)シェイクしたらコロンと出てきてくれましたが
本当に冷や汗物でした。二輪館襲撃(泣きつき)も未遂で済みました。
端子に電球をセットし、灰色の樹脂パーツで固定してから本体の穴に差し込むという手順です。
どうやらこの「端子」が固定時に触れ合ってショートしているらしいのです。
なんちゅう大雑把な造りだ・・・。ショート時はヘッドライトも強制オフになるので危険です。
その後、なんとか接触しないベストポイントを探り出し、
絶縁テープを巻いてから本体に装着して事なきを得ました。
バックライトってこんなに明るいんですね…知りませんでした、無かったから(泣)
作業自体は、現状をよく観察しそれをなぞるだけだったので
素人でも出来るかなり簡単なレベルでしたが、
電球め・・・!!
苦労して取り付けたのだから、ぶっ壊れるまで使い込んでやるつもりです。
by t-r-cub | 2012-05-11 23:59