カブで行く。雪中ツーリング~積雪の秩父~

2月11~12日にかけて、都内でも結構な量の雪が振りました
降り止まぬ雪の中、秩父方面へ行ってみました。

出発
朝5時前、練馬は粉雪が舞っていました。
都内はある程度除雪されていて安心です。
練馬-所沢-R299で飯能へ出ます



武蔵横手駅
雪の日の寒い朝。
駅舎の灯りと周囲の暗さが素敵でした。
うしろの山もすっかり白くなっています。
流石にR299も交通量は少なかったです。



東吾野のサンクス
週末ともなると朝でも夜でもバイクで
混み合う東吾野駅前のサンクスですが、
今日は僕のカブ1台だけでした。
広い駐車場にベンチやテーブル完備で
秩父へ出掛ける人からも人気だったのですが、
ベンチ等が使えなくなってからは
利用者が年々減っている様に思えます。




転倒・・・!
走行中の転倒は人生初でした。R299のコーナーで滑ってそのまま5m程アイススケート!
たまたま対向車・後続車もなくすぐさま引き起こして、そそくさと歩道へ避難。



凍っている様には見えなかったのですが、見事にやられました。

ただ、コケる瞬間は意外にも冷静で、滑っている間も独り言で
「カーリングかよっ!!」
とセルフツッコミができるくらい余裕がありました。(実際に言いました)

増設したステップや箱、レッグシールドのお陰で車体へのダメージはほぼ無し。
フロントフェンダーの薄いキズと、ミラーが内側を向いたくらいで済みました。

どこも打たなかったし、擦りむいたりもしませんでした。ラッキー。
最近積載していなかった基本的な工具を今朝ふと思い出してキャリアに括ったのも
幸いしました。地面にぶつからず、そのまましばらく滑ったのが良かったみたい。

ミラーを直していると、飛ばし気味の数台の乗用車がやってきました。
彼らは派手にスリップして、中央線のプニプニポールにバコンバコンぶつかってました。
僕も幸運だったけど、彼らはもっとラッキーだったと思います。

結構なスピードを出しているのに、車間距離は短く、しかもアイスバーンです。
対向車がいたら、確実に正面衝突&玉突きで大惨事になっていたでしょう。

自分の不注意もしっかりと戒めて、安全運転を心掛けます。




R299からR395に。
西吾野-正丸の中間地点から分岐に。
雪の残り方が今までの比ではない。
緩やかな上り坂ですが、何とか行ける。



雪は更に深く。
地元の方が雪掻きをしていました。
僕の姿を見て唖然としていました。
「ここからずっと登りだし、
 雪がもっと深くなるから
 無理だったら戻っておいで」

とのお言葉を頂きました。


雪とカブとお社
そのあとも数軒の民家があり、
皆さん家族総出で雪掻き作業中。
この雪です、やはり驚かれました。




雪の降る日にこの坂をわざわざ登って行くバイクは前代未聞らしく、
「どっかで緊急の修理でも頼まれたのか?」とか聞かれる始末・・・。
「こんだけ積もると郵便サンも来ねえのに、物好きな兄ちゃんねえ」
なんて感じで見送ってもらいました。






そろそろ限界か・・・!?
ちょっと洒落になんない・・・。ここまで積もっているとは・・・。
後輪が空回りするすので、バイクを降りてローギアを吹かしながら押して上がる。
タイヤが空転すると、バイクのケツがズリズリと横滑りして倒れそうになります。
前輪ブレーキを握るとすぐロックしちゃうので、足の踏ん張りが唯一のブレーキです。




奇策、吉と出るか、それとも・・・。
スノーチェーンなんて持ってない。
でも、当たらずとも遠からずでしょう?

荷物用のゴムロープを2本携行していたので
後輪に巻きつけてみました。
これが効果覿面の大当たり!
これまでの苦労が嘘の様に
坂道をガリガリ登ってくれます




コーナー怖すぎ笑えない
天目指峠(あまめざすとうげ)
を越えたあたりで緩い下りに。
下り+コーナーなんて、地獄です。
両足を着いて慎重に下ります。



山道終了ーーー!!
バス停「森ヶ原」という場所に。
R53沿いで、道も広くて凍ってない!
距離にして7kmを1時間ちょい。



ここで、地元のお爺ちゃん(犬の散歩中)から衝撃的な事実を聞かされる。
「あっちから芦ヶ久保に行くの?山伏峠はもっと大変だべよ!」

その言葉に気持が折れそうになりました。いっそ青梅方面へ帰ろうかとも。
連れているワンちゃん(柴)は、中腰でずっっと放尿してました。ずーっとです。


R53(青梅秩父線)へ突入
それでも行くしかないのです。
一気に行きます。



下りが本気でやばい
ブレーキを掛けていても
自重でそのままズルズル下がってしまう。
柔らかい雪の下は圧雪状態の危険な状況。
さらに側溝があり至れり尽くせり。



山伏峠
手首が痛いです・・・。
この先は正丸峠への分岐があります。
同じく物凄い積雪でした。



横瀬町に
ここまで来ればあとちょっと、多分。
至る所にシカとタヌキの足跡が見られます。
探す余裕は無かったけれど。



国道299号線に到着!
この広くて走り易い道が天国に見えました。
約19kmの雪道を経てやっと到着です。
実に2時間半振りの再会でした。



もともと、R53沿いにある白岩の林道から集落跡を見る予定だったのですが、
前述の通り積雪が酷かったのでそのまま先の山伏峠を北上してR299へ来たのです。

このまま帰ってもアレなので、道の駅 果樹公園あしがくぼに寄り道します。

道の駅に
ここでお土産を買いました。



朝昼兼用の食事
ちまきとたらし焼きにしました。
空腹で雪道を格闘したのもあり
特に格別でした。
ここのちまきとたらし焼きは
特にお勧めの2品です!



前輪
ディッシュホイールまであと1歩!



立派なスノーチェーンでした
急遽思い付きで実践した処置ですが、
これがなければあと数時間上乗せだっただろう。
一度の走行でボロボロになったけれど、
その雄姿は決して忘れない。
次からはちゃんとしたチェーンを
買ってから臨みたいと思います。



休憩を終えて
腹ごなしに雪だるまを作ってから、
道の駅を後にします。
再び雪が降ってきました。
家路を急ぎます。



ジャケットがバリバリに凍る
牡丹雪も東京に入る頃には湿雪に変わり、
もはや雨みたいなもんでしたが、
やはり気温は低く、水と雪が混ざって
上着がしっかり凍りついてしまいました。
13時前には帰宅しました。



雪国の厳しさを知らないからだろうけど、
雪の日は、やはりちょっと楽しい気分になる。
雪を手にはしゃぐ子供がたくさんいることに
なんとなくほっとしたり。


一面にどこまでも眩しく、なだらかで柔らかい。

我々大人はその雪の白さに子供時代の無垢な感情を重ね、穢れ無き心を垣間見る。

そして、少しの間だけ、それを取り戻してみたくなるのかもしれない。

子供って、たいてい白いブリーフ履いてたしね。たいていね。



総走行距離 152.9km 燃費 53.0km/L
(内19km、2時間半 雪道との格闘。先日ドライブチェーンを調整したので燃費はまあまあ)

5~6回はコケると思っていたけれど、R299での一度だけで済みました。
いつかカブ用のスノーチェーンを装着した冬仕様鹿の子号でチャレンジしたいところ。

雪が融けたら本来の目的地だった白岩の集落やトロッコ道に訪れたいと思います。




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by t-r-cub | 2011-02-13 02:44 | Trackback | Comments(6)

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Commented by ミナガワ at 2011-02-14 00:16 x
何してんすかww

そのルート俺も行きたかったけど雪道はNo
ただ写真見てると冬のツーリングも行きたくなる
Commented by t-r-cub at 2011-02-14 21:54
>>ミナガワさん
雪道を押している時「小さいバイクで良かった~」と何度も思いました。
冬にしか経験できない事や、見る事の出来ない景色も多いので
たまにはバイクで遠出してみては如何でしょう。
Commented by eureka_kbym at 2011-03-07 22:03
カーリングかよ!
うん、そのつっこみ、南国育ちにはきっと、無理だ・・・。
Commented by t-r-cub at 2011-03-10 01:38
>>kbymサン
対向車がきていたら、或いは・・・という状況にも関わらず、
自分でも呑気なもんだなあと呆れておりました。
雪国とは縁遠い私ですが、自然に出てきた言葉です。
宮崎でコケたら「フェニックスボウル」かよ!と言える様な
シーガイア級のBIGな男になりたいものです・・・
Commented by F.N.C.R. at 2014-02-12 08:51 x
お初にお目にかかります
北海道の北の方でカブ乗ってます

スパイクタイヤ最強ですよ― 
薄い積雪、アイスバーンの上はスパイクタイヤ履いたカブの独擅場となります(って言い切れるぐらいすごい
実際-5~-30℃の中で走ってますがこの冬まだ無転倒です
雪のあまり降らないところでタイヤいちいち変えるのは面倒でしょうが、是非とも雪の際はお試しあれ
Commented by t-r-cub at 2014-02-14 01:28
>> F.N.C.R.さん
初めまして、拙いブログですがご訪問ありがとうございます!
北の大地でのカブの無双っぷりは噂に違わず凄いみたいですね。
宗谷岬の年越しツーや、雪上郵便配達など、エクストリームな
道産子魂には感激・・・というか足がすくむ思いです(笑)

スパイクタイヤはアイスバーンの急坂もガリガリと登るらしく
以前からタイヤチェーン同様、気にはなっておりました。
数センチの積雪でキャーキャー言ってる都内カブとしては
真冬の積雪&凍結対策アイテムは要チェックですね~!
有益な情報をありがとうございました!!
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