2009年 07月 25日
カブ90で日本一周 7月25日 (1日目)
自作 というか…。リアボックスは積載の少ないカブには必需!
自家塗装、難しい。練馬区と、地元豊田市のシンボル。
過積載気味のカブ90。ガソリン缶が重い。予備バッテリーも重い。
ふと思い立って、どうにかなるだろ的な甘い考えで出発します。本格的な装備は一切ありません。さて・・・我ながら、どうなることやら。。。
画像はクリックで拡大します。し過ぎます。
天気は晴れ。改めて晴れ男です。スタート時はいつも快晴です。
練馬→朝霞→川越方面を抜けて、ものすごい猛暑となった熊谷から
群馬へ入ります。
前橋あたりから渋川、高山村、水上町を通過。
このあたりは慣れっこなんで割愛。
ここから日本海側に北上するのですが、以前にリトルカブで
新潟へ行った途中に立ち寄れなかった猿ヶ京温泉を目指します。
なつかしの赤谷湖。
人造湖、相変わらず整った湖面をたたえていました。
近隣の山々。こういった道を走るのは本当に気分が良いですよ。
さて、初日の目標、猿ヶ京温泉ですが、道の駅的な存在である"まんてん星の湯"で。
お祭りが近いってことで、やぐらを組んでいる最中でした。
温泉に入る前、ベンチに座り、
腰を伸ばして一息ついていると、屈強そうな漢たちが軽トラで続々と。
あっという間にやぐらを組んでしまいました!
その後僕のカブを見て、マッスルな漢たちがこちらへ向かってきます。
カブできたのか!?
ハンドル周りカッコいいな!
すげえ荷物だな!
と話しかけてくれます。旅の醍醐味のひとつ、地元の人との会話。
その後、目的のお風呂(露天風呂、人いない、お湯熱すぎない、サイコー)に入り、汗を流します。
さっぱりしたところで、もっともマッスルな男がでっかい声で
「今日はどこにとまるんだ~!!??」と。
なぜか視線がこちらに集まります。
萎縮しつつも未定であることを告げます。
「ウチの体育館の軒下でよかったら使ってくれや!」
ウチの体育館?公共施設?この男はいったい?
まさか町内でも屈指のマッスル男で役場の人間よりも権限のある、
みなかみの首領(ドン)ではなかろうか、だとしたら群馬では中ボス?
なんてことはない、旅館のご主人だったのです。
軽トラで案内してもらい、後から追いかける。
屋根つき、水道からはおいしい軟水の清水、という豪華すぎるロケーションでした。
高校生の剣道部が合宿で使っていたので時間つぶしに
コンビニへ戻り買出し。赤谷湖を周遊し、サルを観察します。
本物のサル(いわゆるマジザル)がフェンスや側道にたむろっています。
戻って、軒先にバイクを入れた瞬間ににわか雨。ついてるのか?
夜は恐ろしくなるほど穴の開いた夜空を眺めながら米を炊いて、缶詰を
湯せんします。外で食べるとなんでこんなにおいしいのか。。。
10時頃、防具を干していた高校生がテントの前を横切ります。
「あ、テントがある!」 「すげー、キャンプじゃん」 「白骨死体とかがあったらどうしよう」
「待って!うちそういうのほんと怖いから!!」
このへんはまだまだガキで面白い。
職業柄、高校生と接する機会も多いので、しばし談笑。
聞くとうちの近くの都立高校の子達でした。
その後は日誌をつけたり装備の整理をして就寝時間をむかえます。
初日から楽しく感謝の連続でした。
今日のまとめは、、、
出発、猿ヶ京を目指して疾走するごく普通の道。
ガチムチなおじさんの「張 ら な い か(テントを)」の一言に
ホイホイついていく。
総走行距離223.9km 燃費60.8/l
by t-r-cub | 2009-07-25 00:00